カヤックに自作のゼロ円ラダーを装着!
本日も朝からピーカンでした。
日差しが強く暑かったのでカヤックで出動するか?迷っていたのですが、納屋をウロウロしていたら小さな元まな板を見つけました。ひょっとするとこれは使えるかも?と思い立ってラダーを作りはじめました。
カヤックは20年ほど前のビンテージモデルなので、現在市販されている一般的なラダーは装着できません。もちろん当時物も手に入りませんので自作するしかありません。
ゼロ円工作はまず材料のゴミ探しからスタートします。
今回見つけたゴミは、まな板と錆びた蝶番、ステンレスの棒、塩ビ板、ネジとワッシャーです。ステンレス棒は食器を入れるカゴから切り出して、蝶番をカットして軸受を作りました。難関はネジとナットとワッシャーですが幸運にも4組見つけることが来ました。
なんとか形になったのが14時です。
いつもなら海から上がる時間ですが、ここまで来るとテストをしたいわけです。
慌てて支度をして出動しました。
カヤックを組み立てて、ラダーの取り付けが終わったのが15時です。
一般的なカヤックのラダーは折り畳むデザインになっていますが、このラダーは折り畳みません。
このカヤックの全長は460cmで全幅は65cm、喫水線は船底から約10cmほどです。カヤックは流線型なので、ラダーが多少でも水面に浸かっていれば水流の流れを変えることができます。
ラダーのコントロールはフットペダルで行うが一般的ですが、折り畳みカヤックで毎回リンケージロープを船体に通して、ペダルと接続して調整するのは現実的ではありません。
ラダーのリンケージロープはコックピットのコーミングで折り返して途中にハンドルを付けました。これならロープを引っ掛けるだけで簡単に装着できます。ラダーは主にセイルで帆走する時に使うので、ハンドルでコントロールするのは都合がいいのです。
何より、先日の砂の撤去工事でスロープから海までの水路が復活していました。
これでまた、しばらくはここを利用できそうです。
さてラダーはどうでしょうか?
期待したほど水中に浸かっていませんでしたが、ハンドルでコントロールコードを操作してみると確かに効果があります。
海は海流や風や波の影響でまっすぐ漕ぐのが結構難しいのですが、ラダーで当て舵をすることで楽にコントロールできました。使えそうです。
まず風上に向かって漕いで、セイルを上げて帆走でリターンするというのを1時間ほど繰り返していました。微風でしたが気持ちよかったです。
Homemade Sail & Rudder Kayak
https://youtu.be/adxZMtmFUDE
市販のラダーは安いもので2~3万円ほどしますが、自作のゼロ円ラダーでもそこそこ楽しめました。
ハンドル式のラダーコントロールシステムを実用新案に登録しようかな?w